PROSHOP「LEGNA」にて来期のUPZアルパインスノーボードブーツのインプレッションレポートがアップされました。来シーズンブーツを購入予定されている方のアドバイスになればいいなぁなんて思います☆
LEGNAホームページ→http://www.legna.co.jp/snow.html
UPZホームページ→http://www.xyz-net.co.jp/upz/
UPZ RC10 インプレッションレポート(秋山)
07-08シーズン3月から5バックル・レーシングモデルRC10(シェル硬度120)を愛用しています。
このブーツの最大の長所は、左右方向はもとよりソール部分をも含めたシェル剛性が強靭なことから、ダイレクトに板への加圧が体感できることです。
以前のブーツではターンマキシマム時、特にロアシェルシェルが捩れるほど加圧している瞬間に、そのパワーが正確に伝達されず大きなロスが発生していました。またホールド感もRC10と比べると非常に希薄で、バックル位置と足首の締め上げて貰いたい箇所がずれてしまい不安定なポジションでのライディングを強いられたと痛感しています。
RC10にチェンジ後のライディングでは、ターン初期の早い段階で足場作りが出来るようになり、続くターンマキシマムでは抜群の安定感とロスのないダイレクトなパワー伝達による加速感が生まれ、なおかつ切り返しもスムーズになりました。この相乗効果によりゲート内でのライン取りの微調整も容易となりました。
また、5バックルによる足甲部全体を包み込む均等で圧迫感の少なく、かつフリクションの感じられないホールド性能と、バックワードフレックス・フォワードフレックスのよく調整された独立フレックスはマキシマムの加圧状況で最高のパワーカービングをアシストしてくれます。このフレックスはバックサイド側・フロントサイド側で微調整が可能、自分に合った前傾角や固さをカンティング変更機構と併せて細部までフィッティングが可能です。
08-09シーズンからはハードタン(シェル硬度150)に付け替えストラップにBOOSTERを装着しました。これにより更にホールド性が向上し、パワー伝達にダイレクト感が得られました。
また近年のヨーロッパカスタムメーカーの傾向としてサイドカーブラディウスに乗ってエッジ全体で回転性を得るという従来のカービングではなく、板のフレックスにダイレクトに加圧することで得られる回転弧に乗りながら更にエッジ後方にポジティブに加圧することで回転弧を調整して方向付けを行うという先鋭的なレースカービングを完結させるにあたって、ブーツファクターは不可欠なものです。
レーシングはもちろんテクニカル競技やフリーライディングまで技術レベルや脚力、筋力を問わず、幅広いライディングスタイルの中で簡単なパーツ選択だけで最高のハイパフォーマンスを発揮する理想的なブーツです。ステップアップのためのマテリアルチェンジを考えている方、アドバンス・イン・スキルをストイックに目指している方々には是非、お勧めしたいと思います。
photo by まーじょPR